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子どもの矯正治療の
タイミング

子どもの矯正治療の
タイミングについて
for child

子どもの矯正は、乳歯の時に行う「予防矯正」、成長期・永久歯へのはえかわり期に行う「I期治療」、永久歯がはえそろい、
顎の成長のメドがたつ中学生以降(成長・はえかわりの早さにより個人差があります)に以降に行う「Ⅱ期治療」があります。

子どもの矯正

早期の予防矯正

■5歳~永久歯がはえはじめる6歳ころ

乳歯の時期のうけ口(反対咬合)や上下の歯の反対のかみ合わせ(交叉咬合)は顎の理想的な成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
舌や口唇の使い方、指しゃぶりや口呼吸など誤った習慣が影響していることもあります。
この時期には、顎や歯並びが正しく成長できるような正常な口腔機能の獲得を目指します。

主な症状

  • 乳歯の反対咬合:乳歯の前歯のかみ合わせが反対
  • 側方交叉咬合:乳歯の奥歯のかみ合わせが反対・上下の歯ならびの中心がずれている
  • 口呼吸、指しゃぶり、唇をかむ癖
  • 舌・口唇の機能発達不全

主な治療内容

  • 舌・口唇の機能トレーニング(MFT:口腔筋機能療法)
  • 機能トレーニング用のマウスピース
  • 拡大装置 など
I期治療

I期治療

■前歯がはえかわる小学校低学年ころ
~永久歯がはえそろい、顎の成長のメドが立つ中学校の前半ころ

うけ口(反対咬合)や出っ歯(上顎前突)は「上下の顎の前後的なバランス」がみだれていることが原因のことが多くあります。上顎と下顎では成長の時期に違いがあり、成長のさかんな時期にあわせて適正な治療をすることで、顎の成長力を利用して上下の顎のバランスを整えることができます。上顎の成長は下顎より早い時期にピークがきますので、うけ口(上顎の成長が足りない)でお悩みのかたには早めの相談をおすすめしています。

歯のはえるスペースが足りないと歯並びのガタガタ(叢生)や部分的に上下のかみ合わせが反対(交叉咬合・クロスバイト)となります。交叉咬合は「顎の成長」や「“咬む”というお口のはたらき」に悪影響を与えることがあり、早めに改善しておきたい症状の一つです。

舌・口唇が正しく使えていることも歯並び、顎の成長に大きくかかわります。舌や口唇の悪い習慣が残っていると、たとえ矯正治療で歯並びを整えても元の不正のある状態にもどる可能性もあります。

この時期に顎や歯並びの横幅を拡げたり、顎の位置のバランスを整えることでⅡ期治療での抜歯の可能性を減らすことができます。

主な治療内容

  • 拡大装置
  • マルチブラケット装置(部分的にワイヤー矯正装置を使用)
  • 顎外固定装置
  • 舌・口唇の機能トレーニング(MFT:口腔筋機能療法) など
Ⅱ期治療

Ⅱ期治療

■永久歯がはえそろい、顎の成長のメドがたつ中学生以降
(成長・はえかわりの早さにより個人差があります)

I期治療を行ったかたが必要に応じてⅡ期治療に移行します。はえそろった永久歯をきれいに並べて緊密なかみ合わせにするための仕上げの治療となります。

主な治療内容

  • ワイヤー矯正(マルチブラケット装置)
  • 舌側矯正(裏側矯正)
  • マウスピース型矯正歯科装置(インビザラインなど)

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